● #中3息子くん、またしても短期留学か。
学校が主催する一般的な語学研修とは異なり、より実践的で体験型の短期留学プログラム。その説明会が週末に行われた。
残念ながら当日は予定が重なって参加できなかったが、ありがたいことに説明会の様子がYouTubeにアーカイブされており、昨晩家族みんなでリビングのテレビを囲んで視聴することができた。
映像や音声があることで、パンフレットや書類だけでは伝わりにくい現地での雰囲気やプログラムの細かい内容、また担当スタッフの熱意のようなものが感じ取れ、非常に参考になった。
英語や数学が苦手で、なおかつ今は反抗期ど真ん中の息子にとって、こうした新しい環境に飛び込むという経験は、実は願ってもないチャンスかもしれない――と思っている。
好きなことには没頭するけれど、やらされることには全力で抵抗する。そんな彼の性格を考えると、この“留学”というちょっと非日常的な舞台設定は、意外と彼の心に引っかかる可能性もある。
プログラムへの参加には事前の試験があり、学力だけでなく、思考力や柔軟性が問われる形式になっているらしい。
そこが、まさに彼の「地頭」に頼れる部分。時間さえあればじっくり考えて理解する力はあるし、筋が通った納得のいく理由があれば、意外な集中力を発揮することもある。
もしこの形式が彼の長所にマッチすれば、合格の可能性もゼロではない――そんな希望もちらりと湧いてくる。
もちろん、1年に2度の留学というのは親としてはかなり負担が重いのが現実。
経済的にもスケジュール的にも、そう簡単に「いいよ」と言えるものではない。
だけど、この中学3年間を振り返ったとき、コロナ禍の影響で修学旅行も行事もことごとく中止や縮小となり、何もしてやれなかったという思いが今なお心に残っている。
そう考えると、多少の出費や労力を伴ったとしても、“今しかない”このタイミングでの経験が、彼にとって将来何かの糧になるのではないかという気すらしてくる。
ちなみに、肝心の本人のリアクションはというと……“ボチボチ?”という感じ。
めちゃくちゃ乗り気というわけではないけれど、完全否定でもない。
動画を観たあとの「ふ〜ん」という微妙な相槌の中に、「ちょっと面白そうかも?」という気配が垣間見えた。
親バカかもしれないが、そういう微細な表情の変化を読み取ってしまうのが親というものだと思っている。
ただ、参加したとしても、そこに求められるのは**「思考力」だけではなく、「忍耐力」も含まれる**だろう。
慣れない土地、異なる文化、言葉の壁――そういった障害にぶつかったとき、自分の殻を一歩破るような、内側から出てくるエネルギーが試される。
彼がそこで何を感じ、どんなことにチャレンジし、そしてそれがどこへどうつながっていくのか――想像するだけで、胸が熱くなるような気持ちになる。
この中学3年という時期に、息子の中にほんの少しでも「何かが変わった」という感覚が残るなら、その経験はきっと価値がある。
そんな小さな転機になるかもしれない未来に、少し期待を寄せながら、静かに見守っていきたいと思う。